ISO9001:2008の修正点とコメント
規格の原文(英語)を使って今回の修正により変更になった要求事項の文言は何かを知ることができる。またその修正に関するコメントを日本語に翻訳した。英語を母国語とする人だけに理解できる修正内容がまとめられている。今回の修正内容を理解するために大変役立つパワーポイントファイルを掲載した。なお、著作権は放棄され配布可能なファイルであることは確認している。
ここでも強調されているように、今回はあくまで現在の2000年版の修正であり、新しく追加されたり変更された要求事項はなく、現在の国際規格の文言をより明確にされただけである。したがって、いま認証を取得している品質マネジメントシステムをそのまま使うことができる。また、すでに認証を取得しているならば、規格発効後に受ける定期審査が通常どうり終われば、2008年版の認証を受けることができる。審査時間も特に長くならない。
やはり英文だが、Whittington&associates社がWebで公開している新しい規格の文言を示す
PDFファイルを添付した。現行版ISO9001:2000からISO9001:2008(11月15日付新規格)ではどのように修正されたかを規格原文の中に黄色のマークを付けて明瞭にしている。斜線部分は2000年版から削除された文言を示す。ダウンロードして読んでください。新しい規格ISO9001:2008の原文がどのようになっているかを知ることができる。変わったのはこれだけである。
余談ではあるが、アメリカ、ペンシルバニア州のある企業での出来事を紹介しておこう。2008年版が現行の200年版の規格要求事項と変わらないならば、2008年版の新しい規格を購入しなければならないのかと監査員に訪ねた。監査員の答えは、「いいえ、必要ない」だった。新しい規格を購入する必要があるのかの議論は今も続いている。このような形式的なことは無視し、新しい規格は、2000版に比べても大きな違いはないので、従来どうりの取り組みを続ければよい。