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8 プロセス

8.1 プロセスアプローチ


組織は、効果のある運営と組織の相互関連を促進するために「プロセスアプローチ」を採用すべきである。そして、持続可能性の達成に必要な相互関係のある戦略および運営管理プロセスを確立すべきである。ロセスアプローチの恩恵は以下のような事柄を含む。

 ・計画した結果の達成
 ・組織の有効性と効率の向上
 ・安定した組織の成果に関して顧客および利害関係者への信頼感の提供
 ・組織内の運営の透明性
 ・有効な資源活用による低コスト化と短いサイクルタイム
 ・より改善され、安定した、予測可能な結果
 ・焦点を絞り優先順位をつけた改善を率先して提案する機会の提供
 ・人々の参画意識を促すことと責任の明確化

8.2 プロセスのタイプ

プロセスは組織固有のものであり、組織のタイプ、規模、および発展度合いによって異なる。プロセスは、以下のタイプによってどれであるかを見分けることが可能である。

 a)マネジメントプロセス

これらには、戦略計画作成、方針の制定、目的の策定、コミュニケーションの提供、必要なる経営資源の確保、ライフサイクル管理、およびマネジメントレビューに関連するプロセスを含む。

 b)実現プロセス

これらには、組織の意図されたアウトプット(たとえば、設計、生産プロセス、サービス提供プロセス、販売後のサービス)を供給するすべてのプロセスを含む。

 c)支援プロセス

これらには、実現プロセスに直接、ないしは間接的に貢献するために必要なすべてのプロセス(たとえば、財務、訓練、メンテナンス、マーケティング、販売、品質管理)を含む。

8.3 組織のプロセス管理

持続可能性を達成するためには、組織は、目的を達成するために求められるすべてのプロセスを明らかにし、管理し、これらのプロセスの相互関係と相互作用を明瞭に定めることが必要となる。

備考:プロセスの明確化、計画作成、実施、測定に関するさらなる情報のためには、www.iso.org/tc176/sc2より入手可能な「マネジメント・システムのプロセスアプローチの概念およびその使用に関する指針」の報告書を参照すること。

8.4 プロセスの責任と権限

個別のプロセスおよび他のプロセスとの相互作用を確立し、維持し、改善するために定められた責任と権限を有する要員を経営者が任命することは極めて重要である。一般に、この要員を「プロセスオーナー」と称する。

経営者は、このプロセスオーナーの権限、役割、使命、権利と義務が組織全体に認知されるように確実にするべきである。

組織は、プロセスの管理に対して異議が唱えられた場合のために、調停手順を確立すべきである。